ロッドドライヤーの作成
4OZlevellineにとってこれからの2ヶ月ほどは、本職のキス釣りはお休みの時期になります。
これに代わって船のメバル釣りがシーズンインとなります。
船のメバル釣りは、ここ明石方面では極めて特殊な道具立てで狙っています。
それは・・・・・
竿は波止や磯で使う延べ竿の「メバル竿5.4m 中硬調」にガイドを付けて、錘は20号程度、仕掛けは針間60~70cmの5本針(つまり全長4m程度の仕掛け長さ)です。
魚がかかると竿先は水面に刺さっていきます。
2匹、3匹となると、竿先は水位面に刺さったままです。
また、根ががりをしてしまうと、竿をあおって外そうとすると、浮いていたメバルは「即」沈んでしまうので、魚に刺激を与えないように、竿と糸を真っすぐするため竿を水に突っ込み、ゆっくり縦に引っ張って仕掛けを切ります。(投げ釣りの根掛かりをきるときの要領です)
このような釣り方なので、帰ってからは竿の水洗いをしっかりしなければなりません。
継竿ならば洗って、一本ずつそのまま乾燥させればいいのですが、振出竿の場合竿の中が濡れたままなので、乾かすために全体を半分ほどを伸ばし、中に風が通るようにして、物干し竿の横で水平の伸ばすか、中間ガイドを利用して、短くならないようにした後、竿を縦に伸ばして乾かしています。
天気が良く、暖かい日であっても一日では乾きにくいので、何か方法はないかと思案していました。
髪の毛を乾かすドライヤーなどを使うのも一つですが、定格(一回の使用)で10分とか15分なので、完全に乾くまでの長時間の使用はできません。
そこで、手持ちの部品や、ホームセンターをうろうろしていて、次の様なものを使った「ロッドドライヤー」を作成してみようと思いました。
こんな感じで作ります
箱は4OZlevellineが毎日飲んでいる紅茶(MUSICA さんのNUWARA ELYIAの1ポンド箱)
箱は段ボールの箱などで代用可能でしょうが、竿からの水滴が落ちてくることを考慮する必要があるでしょう。
また、100均などで箱を探すのもいいかもしれません。
風を送り込むためのファンはパソコン用の冷却ファン(いらなくなったパソコンや、パソコン部品の店、アマゾンなどで購入可能です)
電源は手元にあったDC12Vのアダプターを流用します。
竿をセットするための部品ですが、ホームセンターをうろつくと、パイプラック用の各種接続部品です。
これは、床や壁などにパイプを固定するための部品ですが、パイプ部分の差し込みは貫通していないので、写真のように貫通させておきます。
実際に使うときには、この部品の内径と竿尻の外径の間をビニール袋やゴムなのでしっかりと塞ぐことにより、振出竿の内側を空気が通るようにします。
塩ビパイプ用の同様の部品を使うと、投げ竿などでも使えると思います。
・・・・・ただ、風量が足らない場合などは、ファンを2個付けるとか、小型換気扇などのファンを流用することもいいかもしれません。
さてさて、最終形はこのような形を考えています。
(使えるかどうかは、実験してみないとわかりませんが・・・・)
製作工程ですが、
箱にファン用の穴を開けます。
箱の材料は「木」なのでそれなりの工具が必要ですが、段ボールやプラスティックなどなら強力なハサミでも加工可能でしょう。ただ、プラスチックの箱を使う場合ドリル(又はキリ)だけは必須でしょう。
次に竿を保持するための部品用の穴をあけておきます。
それぞれのネジ穴も開けておきます。
組み立ては、それぞれネジで付けると終わりですが、竿を保持する部品の穴から竿が落ちないように、針金などを十文字にして友締めします。
穴に十文字に針金を友締めしています(見にくいですが)
延べ竿ならば穂先部分が落ちたりしますが、ガイドがあるので竿が抜けて下に落ちるようなことはありません。
(逆にこのため、竿の中が乾きにくくなる原因です)
実際に使用する場合は竿からの水滴を受ける皿などを使う必要が有ります、これは小さな発泡スチロールのトレーなどでもいいかもしれません。
工夫してください。
実際の使用例ですが・・・・果たして目論見通り乾くかな???