2013年07月03日
自作の道具 その1
長く釣りをしているて思うのは、「昔は何でも自作が多かったな。」ではないでしょうか。
次の釣行を考えながら、針を結んで仕掛けを作る。
から始まって、力糸の作成。
テーパーラインなぞなかった時代、段落としとして、12号-8号-5号と結んでいく方法や、
12号の糸の端の1mぐらいをかみそりで、そいでテーパー状にするなど。
錘も、型を作って使い古しの錘や、不要な号数の錘を溶かして製作。
鋳型は、
アルミの板を叩き出して作成する方法や、
石膏で製作(残念ながらきわめて弱い)や、
耐火煉瓦を彫っていく方法、
砥石を削っていく方法などいろいろと工夫をしていました。
今日はその鋳型を公開します。
もう30年ぐらい前から使用していますので、端が欠けたりしていますが、現役です。
それは、これ!

一つは100g(27号)の型、もう一つは115g(31号)の型です。
使い方は、井桁に組んだ木枠に入れて、木のクサビで固定します。
このとき、天秤側を少し下がり気味にするときれいに出来上がります。
このように

溶かした鉛を注ぐと、出来上がりはこのようになります。
(鉛が気化したガスは有毒です。屋外でしましょう。)

熊本天秤をまねて作成しましたが、扁平度を上げていますので、
さびく時に天秤の腕が上向きになるので、引き重り感は小さいです。
また、少々の石の浜でも、腕が上向きなので、根掛りはしにくいようです。
ただ、投げ方によっては、若干スライスやフックがかかる場合がありますが、許せる範囲でしょう。
この型の作成方法は、
2000番ぐらいの中砥を入手し、まず、金鋸で半分に切り、錘の中心線を書いた上で、
金鋸の折れた切れ端や、ルーターの超鋼チップなどでチマチマ削っていきます。
(ダイソーなどで入手できる200番ぐらいの砥石はお勧めしません。)
写真の型の場合、一つの型を作るのに1ヶ月ぐらいはかかったと記憶しています。
9割がた出来上がった後に、鉛を鋳込み、対象性を調整して完成です。
前から持っていた小さいサイズの錘や、
おたふく錘、ナツメ錘などの使用しなくなった錘の再生、
海から回収した錘(誰かがパッチンした錘)の再生として、
また、使わなくなったキャスティング用の30号の錘・・・これが一杯あるんだなー・・・
この鋳型があるので、こと投げ用に関しては、錘を買うことはなくなりました。
鋳型の作成にちょっと時間はかかりますが、一つトライしてみませんか!!!
次回以降で
「スナップの作成」
「天秤の作成、ワッカ部分の作成時具」
「糸巻機」
などをご紹介します。
次の釣行を考えながら、針を結んで仕掛けを作る。
から始まって、力糸の作成。
テーパーラインなぞなかった時代、段落としとして、12号-8号-5号と結んでいく方法や、
12号の糸の端の1mぐらいをかみそりで、そいでテーパー状にするなど。
錘も、型を作って使い古しの錘や、不要な号数の錘を溶かして製作。
鋳型は、
アルミの板を叩き出して作成する方法や、
石膏で製作(残念ながらきわめて弱い)や、
耐火煉瓦を彫っていく方法、
砥石を削っていく方法などいろいろと工夫をしていました。
今日はその鋳型を公開します。
もう30年ぐらい前から使用していますので、端が欠けたりしていますが、現役です。
それは、これ!
一つは100g(27号)の型、もう一つは115g(31号)の型です。
使い方は、井桁に組んだ木枠に入れて、木のクサビで固定します。
このとき、天秤側を少し下がり気味にするときれいに出来上がります。
このように
溶かした鉛を注ぐと、出来上がりはこのようになります。
(鉛が気化したガスは有毒です。屋外でしましょう。)
熊本天秤をまねて作成しましたが、扁平度を上げていますので、
さびく時に天秤の腕が上向きになるので、引き重り感は小さいです。
また、少々の石の浜でも、腕が上向きなので、根掛りはしにくいようです。
ただ、投げ方によっては、若干スライスやフックがかかる場合がありますが、許せる範囲でしょう。
この型の作成方法は、
2000番ぐらいの中砥を入手し、まず、金鋸で半分に切り、錘の中心線を書いた上で、
金鋸の折れた切れ端や、ルーターの超鋼チップなどでチマチマ削っていきます。
(ダイソーなどで入手できる200番ぐらいの砥石はお勧めしません。)
写真の型の場合、一つの型を作るのに1ヶ月ぐらいはかかったと記憶しています。
9割がた出来上がった後に、鉛を鋳込み、対象性を調整して完成です。
前から持っていた小さいサイズの錘や、
おたふく錘、ナツメ錘などの使用しなくなった錘の再生、
海から回収した錘(誰かがパッチンした錘)の再生として、
また、使わなくなったキャスティング用の30号の錘・・・これが一杯あるんだなー・・・
この鋳型があるので、こと投げ用に関しては、錘を買うことはなくなりました。
鋳型の作成にちょっと時間はかかりますが、一つトライしてみませんか!!!
次回以降で
「スナップの作成」
「天秤の作成、ワッカ部分の作成時具」
「糸巻機」
などをご紹介します。
Posted by cast4ozlevelline at 18:16│Comments(0)
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